超メモ

Lancersを拠点に活動する新卒フリーランスが書き残す備忘録や働き方のまとめなど。

テレワーク環境でワークスペースを上手く確保するコツ

work space

新型コロナの影響で働き方改革を余儀なくされ、職場環境の改善に取り組む企業は2020年に激増した。

中でも大きな変化が、出社制限によるテレワークへの移行である。オフィスでの仕事は極力避け、自宅などの個人スペースで働くことが求められることとなっている。

当初こそシステム上の問題から対応に右往左往した企業は多いが、今となっては大部分でリモート環境が定着しつつある。

出社の必要がないため、通勤時間を削減できるなどのメリットも期待される中、実際に働く立場に立ってみると、思いの外不便することもあるものだ。

中でも、自宅にワークスペースを確保することに苦慮したケースは少なくない。これまでプライベート空間であった自宅に、急遽仕事場の確保を求められたことで、公私混同が行われてしまったのである。

こういった事態を回避するためにも、テレワーク歴6年の私から、手軽にできる仕事場確保のコツをいくつかお伝えしたい。

 

 

なぜワークスペースが必要なのか

仕組み上、テレワークはインターネット環境とPCさえあれば運用できるケースがほとんどであるため、特別仕事場の確保にこだわる理由はないだろう。

しかしテレワークが1年近く続いて経験した人も多いと思うが、仕事場がもたらす精神的効果は大きい。

久々に出社した時、そのパフォーマンスの向上に感動した人もいるだろう。

このケースからも分かる通り、ワークスペースは働き手に大きなモチベーションをもたらしてくれる。

いつでもどこでも仕事ができれば苦労はしないが、人間にはそれぞれルーティンやリズムがあるので、「ここにきたら必ず仕事する」という場所を設けておくことの効果は大きい。

オフィスは仕事をするためだけの場所なので、スムーズに仕事モードへ切り替えられたのである(個人差はあるかもしれないが)。

自宅にワークスペースを確保するコツ

ここで、実際にワークスペースを確保する際のチェックリストをご紹介したい。必要や自宅の都合に合わせて、これらのアプローチを使い分けることが大切である。

仕事用のスペースを確保する

一つ目は、仕事用のスペース確保だ。部屋数や部屋の広さに余裕がある人は、「仕事をする場所」とプライベート空間を完全に切り分けることで、簡単に職場を構築できる。

ワークスペースも結局は意識の問題なので、「この設備がないとダメ」という話はない。

場所を公私で切り分けることは、最も手っ取り早い解決策となるだろう。

専用の机や椅子を用意する

仕事用のスペースを確保できなくとも、仕事専用の椅子や机を用意することで、その効果は大きい。

PCを設置したり、座ったりする場所を変えるだけでも、気分に大きな変化が期待できる。

これは折り畳めるちゃぶ台や、パイプ椅子などでも構わないので、即座に用意できるものを使ってセッティングしてみると高い効果が期待できるはずだ。

もちろん、仕事用のスペースに仕事用の家具を設置できるのであれば、それ以上いうことは無い。

机の向きを変えるだけでも気分は変わる

スペースや仕事用の机を用意できない場合は、机の向きを変えるだけでも、モチベーションに大きな影響を与える。

普段とは逆方向に机に対して座ってみたり、業務中は机を窓際に寄せてみたりすることで、「仕事の時の景色」が出来上がる。

これが、業務に取り掛かるための気分を高めてくれるのだ。

仕事前の掃除で集中モードに

仕事を始める前に机を片付けたり、身の回りを掃除したりするだけでも、仕事に向かうモチベーションを作り出せる。

仕事の前には掃除をする、というルーティンは衛生的であるだけでなく、心を仕事にスイッチさせる効果が期待できるためである。

バッターボックスへ立つ前の素振りのように、掃除を仕事前に挟むだけで、メンタルに良い影響を与えてくれるだろう。

おわりに

ワークスペース確保の必要性の本質は、自分が仕事モードに切り替えられるかどうかにある。

常に自由に仕事モードへ没入できる精神力があるなら仕事場は必要はないが、そう簡単に切り替えられるほど上手にできていないのが人間の弱点だ。

工夫を重ねて仕事に集中できるよう生活を設計することで、公私を混同しないライフスタイルを送り、仕事効率も高められるだろう。