超メモ

Lancersを拠点に活動する新卒フリーランスが書き残す備忘録や働き方のまとめなど。

なぜ会社は成長を続ける必要があるのか?

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長年、自分を悩ませてきたといの一つに、「企業は成長し続けなければならない」という命題がある。

半年前くらいまで、自分はこの考え方は高度経済成長期が産んだまやかしであり、社員を鼓舞するための妄言であると考えていた。

しかし最近、フリーランスでありながら人に仕事を割り振る管理職の立場となって、ようやくこの意味がわかってきた。

人はお金を稼げば稼ぐほど、さらに稼がなければ死に直結してしまうのである。

 

なぜ会社は人を雇うのか

そもそも自分が業務を手伝ってもらうようになったのは、自分のキャパシティが目一杯になりつつあったことへの危惧からである。

自分一人が食っていく分には、十分な仕事を受けられるようになったため、無理に仕事を増やしていく必要はない。

そう考えていた矢先、体調不良に陥ったり、急に仕事がキャンセルになったりといったアクシデントが相次ぎ、一時的に仕事をこなすことができなくなった時期があった。

コロナショックで仕事が停滞したケースもそうだったが、常に自分の満足の最低限しか仕事をこなしていないと、突然のハプニングによって最低限を下回る事態へいとも簡単に陥ってしまうことに、今更ながら気づいたのだ。

何が言いたいかというと、現在事業を少しずつ拡張しているのは、自身のリスク管理の一環であるということだ。

そのために自身のスキルを磨いて高いパフォーマンスを発揮し、手伝ってくれる人を集い(雇用ではないが、いずれそうなるだろう)、ノウハウの共有を行っているのである。

なぜ会社は成長し続けるのか

そしてフリーランスリスク管理における一つの到達点が、法人化である。

常に安定して収入を確保するためには、自分が倒れても代わりに働いてくれる人を探し、彼らとの関係構築に励み、サポートしてもらえる環境を整えなければならない。

安心してサポート得るためには、優秀でこの職業に精通した人物でなければならない。彼らには正当な報酬と地位を与えなければならず、そのためには会社を設立し、社員として活躍してもらうことが最も理想的、というわけだ。

私が現在法人化を目指しているのは、こういった理由からである。

そして、彼らにも安心して社員の地位に満足してもらうためには、さらなる収益を確保し、社員同士でサポートできる環境を整えなければならない。

そのためにはさらに多くの仕事を確保し、売り上げを伸ばしていく必要がある、というわけだ。

以上の理由から、全ての経営者と社長は、売り上げを伸ばし続けなければならない使命を全うしなければならないのだ。

この使命を果たすことなく、途中で折れてしまおうものなら、会社のシステムはある日突然停止してしまい、自身の給与はおろか、社員の仕事も失われてしまうことになる。

今でこそバイト感覚で人に仕事を手伝っている身なので、大きな責任を背負うことはないものの、いずれ組織として巨大化すれば、このようなストレスに苛まれることになるのだろう。

とはいえ、いつまでもこのような使命を背負い続けることは自分も望んではおらず、心身の健康を考えると悪影響は免れないため、本末転倒の結末となりかねない。

理想としては、誰かに会社を譲って役員報酬だけ貰い続けたり、どこかより大きな会社に引き取ってもらったりといったエンディングを迎えられれば幸いだ、と考えている。

まとめ

現状確認の意味合いも込め、ひとまず今自分が考えていること、そして目指している目標について振り返ってみた。

今後そのような心境には変化が訪れるかもしれないが、どのように仕事に対する意識が変わっていくのか、自分のことながら楽しみなところでもある。