超メモ

Lancersを拠点に活動する新卒フリーランスが書き残す備忘録や働き方のまとめなど。

フリーランスのリスクマネジメントを考える

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フリーランスのWebライターが抱える悩みについて、前回いくつかまとめましたが、肝心なのはそういった悩みをどう解消していくかというところです。

会社という組織の都合を考えなくても良い代わりに、フリーランスは自身を守ってくれる存在もいないものです。今回は仕事をする上で最も重要であろうお金に注目しながら、リスク管理について考えていきたいと思います。

定期収入をどうするか

まずはフリーランサーの基本給、定期収入をどう作っていくかです。

多少単価が低くとも、長期契約可能な案件を狙う

いつも単発の仕事をしていては、収入は中々安定しないものです。高単価案件は確かに魅力的ではあるものの、まだ仕事が安定して取ることができていないうちは、長期契約が可能な案件を積極的にとっていきましょう。

長期契約で高単価が理想の形ではありますが、長期案件は多少単価が希望より低くとも、とっておく価値はあります。それだけ営業をかける手間が減り、本当にやりたいことや高単価案件を取りに行くためにリソースを回すことができるようになるためです。

あと、とりあえず手を動かしていれば収入が入ってくる環境を整えるだけで、ストレスは大きく低減する事も覚えておいてください。

継続的な営業を

毎日血眼で営業をかける必要はありませんが(それを避けるための長期契約ですが)、取れると嬉しい高単価案件を狙うためにも、毎日営業は行った方が良いでしょう。

収入が伸ばせるならそれに越したことはありませんし、条件の良い案件は本気で探しているときに限って見つからないものです。

ただクラウドサービスを覗くだけでも構いません。条件が良さそうなのがあればコンタクトをとってみるというのが理想です。

こういったスタンスも、定期収入がなければ維持するのは難しい振る舞いと言えるでしょう。

特定のクライアントに依存してしまう不安

そもそも、フリーランスは仕事単位でお金をもらうケースがほとんどのため、いつもお世話になっているクライアントから「もう仕事ないです」と言われてしまえばそれまで、というリスクを抱えています。

極端な話をすれば、会社に雇用されている場合でもそれは同じ話ではあるのですが、会社には雇用者を守る義務が法律で定められているので、邪険に扱われることはありません(あくまで法律上の話ですが・・・)

色々なクライアントと知り合っておく

フリーランスがクライアント依存から脱却するためには、一つにさらに多くのクライアントと知り合い、窓口を増やしておくという手法があります。

クライアントを複数抱えておけば、一つ仕事が満期を迎えても、新しい案件を獲得するまでは定期的な収入を得ることができます。シンプルですが、手っ取り早い対処法であることは間違いありません。

クラウドサービスを使い分ける

前も話したように、クラウドサービスはあくまで民間の運営する組織であるため、いつ自分の使っているサービスが終了してしまうかはわかったものではありません。

クライアントを探すにしても、クラウドサービスを使い分けて運用を進めていけば、収入がなくなってしまうリスクを大きく回避することができます。

アフィリエイトなど、独自コンテンツでお金が得られる方法を開拓する

時間がかかる上に難易度も上がりますが、クライアント依存脱却の最適解は独自コンテンツの収入です。

アフィリエイト広告など、自分でコンテンツを展開していくことで収入を得られるようになれば、収入の心配はほぼなくなるといっても過言ではないでしょう。

おわりに:不安は突き詰めるとキリがない。どうぞ前向きに

お気付きの方もいるかもしれませんが、不安というのは収入にフォーカスするだけでも、無限に湧き出てくることがわかります。

クライアントがいなくなったらどうしよう、仲介業者がいなくなったらどうしようという不安は、ある程度解決策はあるものの、それらを解消したところでまた新しい不安はやってくるものです。

アフィリエイトやブロガー収入も、不安を煽れば「広告会社がなくなったらどうしよう」「読者がいなくなったらどうしよう」など、いくらでも出てきます。

結局仕事というのは社会に貢献するための行為であり、必要としている人がいなくなれば、その仕事が消えてなくなるのはフリーランスに限らず皆同じです。

肝心なのは、自身の不安と折り合いをつけ、前向きに「社会が必要としている価値や仕事ってなんだろう」と考え続けることにあるのではないでしょうか。