超メモ

Lancersを拠点に活動する新卒フリーランスが書き残す備忘録や働き方のまとめなど。

好きが嫌いにならないために、時間にはお金を出すべきだ

ブログとnoteと仕事と音楽と、四足の草鞋で頑張るぞと意気込んでいたのもどこへやら。今年を振り返ってみると、結局仕事以外はパッとしない1年を過ごしてしまった。

こうして改まってブログを書いている間にも、反省の色も見せずにTwitterを横目に文章を書いてしまっている。

コロナだろうが何だろうが、僕は以前から完全リモートの働き方だったし、生活環境の変化は進歩がなかった言い訳にはできない。

いや、年度始めはコロナの影響か、仕事が半分以下にまで落ち込んでしまっていた。これだけはコロナのせいにしたいかもしれない。今や去年よりも月収は増え、もうすぐ60万に届こうかというところまで来ているのだから、そこは問題ではなくなってきているのだが。

とはいえ、コロナがもたらした影響はお金だけの問題ではない。もう少し厳密にいえば、コロナでもたらされた収入の減少が、自分の生活観に大きな影響を与えた。

仕事が途切れた状態がいつまで続くのか、このまま続けば生活はどうなってしまうのか。その事が頭から離れず、常に仕事を探し続ける習慣がここ半年ほどで身についてた。

結果的に、この習慣は前向きな効果をもたらしてくれた。常に案件を探して周り、条件が悪くなければすぐにコンタクトを取り、複数のクライアントと取引を続ける事で、セーフティネットを広げることに成功したためだ。

同時に、会社が成長することに意義があるという文句も少し理解する事ができた。会社が多くの取引と収益を求めるのは資本の奴隷だからではなく、資本の奴隷から解放されるために必要なプロセスだからだ。

十分に会社が大きくなり、社会のシステムへ組み込む事ができれば、あとはシステムが勝手にお金を産んでくれるようになる。一つ、会社設立の意義を覚えられた気がした。

 

話を本題に戻したい。コロナで変わった仕事感覚は、ワークライフバランスの正しい求め方にも影響を与えた。

今日、日経電子版でこんな記事(というか記事広告)を見つけた。

www.nikkei.com好きなはずの分野で働けるチャンスを獲得したのに、なぜか仕事を楽しむ事ができなくなる。それはなぜか?という問いに対する答えを教えてくれるものだ。

要はどんな好きなことでも、最大目標がお金や評価に留まってしまうと、どんな楽しいことでもつまらなくなってしまうという話である。

月並みな要約かもしれないが、人間、好きなことを楽しむためには、純粋な「好き」の気持ちを最優先としなければならず、お金や評価はそのプロセスで獲得すべきということだ。

何となく聞いたことのある話であったが、コロナショックを乗り越え、収入も安定してきた今だからこそ、腑に落ちる部分があった。そして、年初に約束したはずの仕事以外の活動の充実が不発に終わったのも、ここに答えがあるような気がした。