超メモ

Lancersを拠点に活動する新卒フリーランスが書き残す備忘録や働き方のまとめなど。

テレワーク歴6年のプロが教える、快適に過ごすための6ヶ条

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コロナショックの到来で、2020年は大きく働き方改革が行われた1年だった。

が、それはあくまでオフィスに出社していた人たちの話で、私のように新卒でフリーランスとして活動してきた人にとっては、働き方はさして変わっていない。

テレワークに慣れず、中々環境の変化に馴染めず苦しんだ人も多いということだが、この環境をうまく味方につけることで、これ以上なく快適に、それでいて効率的に過ごせることも確かである。

今回は大学時代から今日に至るまで、ひたすらWebライターとしてテレワークを続けてきた人間が、新しい働き方に順応するためのポイントを紹介していきたい。

 就寝・起床時間を絶対に決める

まず大切なのが、毎日の起きる時間と寝る時間を決めてしまうことである。

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あらかじめこの時間が決まっていれば確実に睡眠時間を確保できるだけでなく、身体がリズムを整えてくれるので、起床が辛くなる、夜に目が冴えて眠れないなどの悩みから一挙解放される。

これ以降も様々なポイントを紹介するが、正直これさえ実現できれば、テレワークでの苦しみは8割解消できると言っても過言ではない。

というのも、起床時間と就寝時間は1日のルーティンを司る存在であり、私たちはこれを基準に毎日の生活が成り立っているのだ。

会社員をやっていると、おそらく「会社がある日」なのか、「会社がない日」なのかで日々を過ごしていたはずだ。

平日は出社がルーティンを司っていたため、いきなり出社の必要がなくなると、多くの人は1日の制御ができなくなってしまうのである。

出社のために早起きし、出社のために就寝していたからこそ、テレワークへの移行によって、心身に支障をきたすわけだ。

テレワークによって訪れた最も大きな変化は、本当の意味で1日をセルフコントロールしなければならない、という点である。

1日を主体的に過ごすために重要なのは、起きる時間と寝る時間の設定である。これさえ決めて仕舞えば、間違いなくあなたのテレワーク生活は大きな一歩を踏み出せるに違いない。

ちなみに、就寝時間や起床時間を決めるとなると、早寝早起きと誤解されることもあるが、そうである必要は全くない。

もちろん、勤務時間の都合もあり、早く起きなければならない人もいるだろうが、私としては時間が許すのであれば、何時に起きても構わない。

7時に起きようが、11時に起きようが、肝心なのは寝る時間と起きる時間を決めることだ。

時間を決めることで、心身の健康増進に役立つのはもちろん、「自分で決めたことを実行できた」という達成感が、心を前向きにしてくれるのだ。

何としてもワークスペースを確保する

主体的に睡眠のルーティンをこなせるようになったら、次に必要なのが仕事場の確保だ。

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「会社に行かないと仕事ができない」と嘆く人も多いように、仕事場の確保は非常に重要である。

特に一人暮らしでワンルームのマンションなどとなれば、この問題はさらに深刻だ。プライベートと仕事を空間的に分ける事が不可能なので、アプローチには知恵を絞らなければならない。

こういった場合には、ちゃぶ台のような小さい机でも良いので、プライベートで使っていたテーブルと仕事用のテーブルを分けるだけでも、気持ちはかなり変わってくるはずだ。

仕事用の部屋の用意は叶わなくとも、仕事用の机と椅子を用意できれば、かなりの効果を期待できる。

要は、ハリボテでも良いので仕事をする環境を整える事が重要なのだ。

仕事用の服をこしらえる

仕事用の机と椅子を設置するスペースがない、あるいは仕事場を作っても気分が変わらない場合、仕事用の服をこしらえるのも効果的である。

パジャマや部屋着のまま仕事へ向かうのは確かに楽かもしれないが、いまひとつ仕事モードに入る事が難しい。

そこで仕事用の服を数着用意し、それらに着替える事で気持ちをシフトする事ができる。

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仕事着はスーツやオフィスカジュアルなどである必要はなく、自分が過ごしやすく、かつ仕事モードに切り替えられるものが理想的だ。

男性であれば、やはりおすすめはシャツである。襟付きの服がもたらす背筋伸びる感覚は、テレワークであってもぜひあやかりたい効能だ。

ポロシャツやワークシャツなど、きっちりとしたワイシャツである必要もないので、襟付きの服を数着用意し、パンツもそれに合ったものには着替えると気分が良い。

会社によってスーツを着せられる感覚から離れ、主体的に仕事用の服を着こなす感覚もまた、当人に主体性を与え、毎日を気持ちよく過ごすためのモチベーションとなるのである。

あえて立ち仕事を取り入れる

テレワークの辛いところは、ともすれば一日中座り続けてしまいかねない環境にあるだろう。

ずっと座っていると血流の悪化や腰痛など、身体的な問題が出てくるだけでなく、だんだんと「飽き」が出てしまい、仕事の能率も下がる。

こういった事態を回避するため、立ち仕事を適宜導入するのは効果的である。60分ごとに休憩を入れよう、軽い運動をしようという解決策ももちろん有効だが、仕事に比べると優先度は低いので、ついつい忘れてしまいがちだ。

そこで、あらかじめ立ちながら仕事をする事で、休憩や運動を忘れてしまう事態を回避できる。

疲れてくると体は勝手に座りたくなるので、適度に心身を休められるという面でも優れた方法である、と考えている。

いくつかの企業でもデスクワークから椅子を排除する動きが見られ、立ち仕事に一定の効果を生み出している様子も窺える。

www.excite.co.jpオフィスへ行ってわざわざ立ち仕事をするのはやや億劫だが、自宅でのテレワークにはちょうど良い負荷ではないだろうか。

1日1回、外に出る

これも疎かにしてしまいがちだが、外出は必ず1回した方が良い。朝日を浴びると1日の活力となるセロトニンを得られるので、午前中に外出できればベターだ。

外出と言っても、近所を散歩したり、コンビニへいくくらいでも良い。大切なのは、外の空気を吸い、気温の変化や街の景色を楽しむ事だ。

テレワークをしていると季節や時間の感覚に疎くなる、という人もいるが、慣れ親しんだ自宅でじっとするのはあまりに低刺激で、感覚が鈍くなっている可能性も考えられる。

鋭敏な感性を維持するためにも、外出はルーティンに組み込むべきだろう。

月1回は、遠出する

そして、月に一度はいつもの生活圏から離れ、お出かけを楽しむ事が重要だ。コロナショックで旅行に行くのは憚られるが、月に一度、少し離れた都心へショッピングに出かけたり、郊外の公園や美術館に行くくらいならばさして問題にはならない。

また、友達と会ったりなどはスケジュールの都合も合わせる必要があるので、一人ででも出かける用事を作る事が大切だ。

いつもと違う景色を楽しみ、新しいものに触れる事が、何かと制約の多い昨今の生活へ大いに彩りを与えてくれるだろう。

まとめ

ここまで、テレワーク環境でも快適に過ごすためのポイントをいくつかご紹介してきた。

カジュアルに紹介したこともあり、ここに挙げたものはいずれも今日から実践できるものばかりである。

特に、睡眠のスケジュール設定については非常に大きな効果が期待できるので、これだけでも是非取り組んでみてほしい。