ライターと何が違うの?フリーランスWebライターのお仕事
こんにちは。
ライターという言葉を耳にした時、皆さんはどんな職業を想像するのでしょうか。
ネタのためなら手段を選ばない熱血ジャーナリスト、これまで誰も知らなかったような大物芸能人の秘密を聞き出すインタビュアー、糸井重里のように、シャレの効いたコピーライターなどなど、ライターと言っても字を書く仕事というものは世の中には溢れているため、その実像を掴みにくいという人も多いかもしれません。
それでは、Webライターという職業だとどうでしょうか。
活動の場がインターネットのライターと言ってしまえばそれまでですが、ライターとWebライターでは結構言葉のイメージは変わってきてしまいます。
実像の掴めないもの同士が混ざり合ってしまうと、側から見ればいよいよ何の仕事をしているのかわからなくなってしまうものです。
僕は一応コピーライターという肩書きを主張しながら活動をしていますが、もちろん大前提としてWebライターとしての自分もいるわけです。
今回はそんなWebライターという仕事は一体何なのかについて、文系新卒フリーランスの僕からご紹介していきたいと思います。
Webライターとは
Webライターという職業は、その名の通り主な活動拠点をインターネット上に置き、WebメディアコンテンツやWebサイトに掲載する文句などを商品として販売する仕事です。
オフィスに通いながらWebライターをやっている人もいますし、僕のようにリモートで担う人もいます。
あ、言っておかなければならないのは、ライターとWebライターで担当する業務内容は変わりません。
クライアントが紙面やフィジカル広告向けにライティングを依頼するならライター、Web向けならWebライターという区分なので、どちらもライターであることには違いありません。
あまりその辺りの歴史に明るいわけではありませんが、おそらくWebだけでライティング業務をこなしてしまうセンセーショナルな業務内容が衝撃的であったことから、Webライターという言い回しが普及しているだけだと思っています。
今日ポピュラーな媒体は間違いなくWebの方ですので、マス向けのライターとしてはWebライターの方が上手です。
ただ、紙面とWebの分断が生まれた以上、Webではないライターは「紙でも書ける」というステータスを得つつあります。
そのため、単に「ライター」と言ってしまった方が「この人は紙面もできるのだろうか」とポテンシャルを濁すことができるので、その分お得な気はしています。
Webライターの主な仕事
次にWebライターのお仕事です。Webライターとは一言で言っても、様々な業務が当てはまるため、現代の万屋と言ってしまっても過言ではないかもしれません。
ランサーズのライティングカテゴリを眺めるだけでも、記事作成からメルマガ作成、インタビュー、マニュアル作成など、非常に多くのカテゴリが存在します。
ここに加えて、中カテゴリとしてネーミング・コピー、編集・校正、さらには翻訳サービスや事務作業と、Webライターとして活動できる業務は非常に多彩です。
Webライターはジャーナリストやインタビュアー、評論家、ブロガーなどの職業に限定されてイメージが捉えられがちですが、個人の特性に合わせた業務を選べるのが大きなポイントとなっています。
やってることは会社員と同じ、だと思う
すでにお気付きの方もいるかもしれませんが、Webライターとは言っても一般的な事務職・総合職の会社員と変わらない業務内容に従事することもできます。
僕もライターという肩書きながらマーケティング関連の業務に若干関わることもありますし、組織に属していないだけで完全に業務は会社員というケースもあります。
というか何なら、会社で働きませんか的なオファーが来ることもあるため、向こうも向こうで会社員と変わらない認識で接してくれていることもあります。
社会的に信用されている感があって、こういうのは中々嬉しいものです(お引き受けしたことはないのですが・・・)。
逆を言えば、会社の業務を外部委託すると言った形で、Webライターが求められているケースも増えつつあるということかもしれません。
僕はもう4年ほどWebライターをやっているのですが、一昔前に比べて明らかに募集案件の質が向上してきています。これはありがたいお話ですね。
コピーライターの肩書きを背負うワケ
そんな何でも屋のWebライターですが、僕は一応コピーライターの看板を掲げるようにしています。
これは、相手方に自分が何者なのかをきちんと伝えるためと、自分がやりたい仕事を受注しやすくするためです。
前述の通り、ライターやWebライターという職業は何をやっている人なのかが不明瞭なため、相手からの信頼を得にくいという難点があります。
一方でコピーライターの場合、「あ、この人は商売の文章が書ける人だ」という認識を持ってもらいやすいため、ビジネス志向の強い人から案件をもらいやすくなります。
あとこれは主観ですが、コピーライターの方が社会的な信用度が高いような気がするので好んでつけている節もあります。
もちろんこの肩書きはブラフなどではなく、きちんとコピーライティングの仕事もこなしています。
Webに掲載する商品紹介の案内を書いたり、ラジオCMの原稿を書いたりなどの案件はしっかりと行なっているからこそ、積極的にこの名前を背負うようにしています。
なぜコピーライターなのか、についてはもうちょっと話せそうなこともあるので、またの機会に別記事にしても良いかもしれません。
おわりに
実態が掴みにくいWebライターですが、人によって担当する業務も千差万別なため、一概に「こういうことをやっているんだ」と説明するのは難しいものです。
ですが個人的な意見を言うと、Webライターの仕事とは「外注会社員」であると考えています。結局会社でやることと業務は同じなので、会社に属していない会社員くらいの形で認識してもらった方が説明しやすいかもしれません。
もちろん雇用されているわけではないので、法的にも待遇的にも差があることは否めませんが、軽い雑談程度でWebライターという職業を紹介するなら、やはりこの言い回しが個人的には一番しっくり来ますね。